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平成20年7月12日
No.193 |
| 連日35度をこす猛暑が続いています。こんな時の健康管理は大変です。お互いに気をつけましょう。私達の会も日本ビクターの会から独立して17年目のスタートをきりました。先生も生徒も居ない純粋の趣味の会でやってきたのが長続きしている原因だと思っています。制限10分以内の作品ならどう作っても自由です。これからもどんどん創作して例会で発表してください。 |
| ■8月例会のお知らせ |
| 8月例会は9日(第2土曜日)の午後6時より難波市民学習センター(OCATビル4階)で開催します。10分以内のミニDVテープによる作品を持ってお集まりください。出席表の題名の横に音声の明細(16、12ビットの1か2かミックスか等)と(W)(HDV)を必ず書いてください。 |
| ■秋の撮影会予告 |
| 10月12日(日曜日)に鶴見緑地公園で行います。 詳細は追って発表します。 |
| 12日(第2土曜日)世話役さんは午後の世話役会議のあとの午後6時よりいつもの例会場にて開催しました。出席者は見学者1名を含む30名、出品は16本でした。今月の司会は有村さん、書記、合原さん、技術、吉岡さん、受付、坪井さん、紙本さんの担当で行いました。
中間休憩の後、20分程の時間を割いて総会を開催し、昨年一年間の総括と会計報告、旧機材のオークション、それに今年度の運動方針概略の説明がありました。 ※ |
| 1.柴辻英一さん
YUKATA |
舞台上に「ユカタモードコンテスト」の看板が掲げられ、若い娘さん達が次々とゆかた姿で登場します。舞台のすぐ近くで撮影されたのでしょう。可愛いゝ顔のアップと、ゆかたの柄模様がよく描写されてうっとりとしていました。画面は一転して堺の伝統工芸であるゆかたの染色工場へ入って、出来るまでの行程が紹介されます。おなじみの細井靖子さんのナレーションが判り易く入っています。はいー、この作品は、堺の伝統工芸、ゆかたの染色の出来るまで映画かなぁと納得しました。その後、今度は、盆踊り大会の画面です。現録を一切消してベートーヴェンの第九等のBGMをバックに江州音頭が踊られています。不思議なもので人の動きと音楽のリズムとがうまく合っているのには驚きましたが、何か少々違和感がありました。この作品の狙いは伝統工芸の技術を描いた作品の筈、盆踊りは素直に、ゆかたを着て楽しむ人達の姿であっさり終った方がよかったのではないか、そんな印象を持ちました。 |
| 2.井脇 務さん
梅雨の季節 |
2年前、京都平安神宮外苑で撮影された由。こゝは5月なかばから咲くカキツバタが有名ですが、その後に引続いて咲く花菖蒲も華やかで見応えがあります。井脇さんらしく、がっしりと三脚を据え落着いた画面は安心して見せて頂きました。こうした花の作品はどう変化をつけてメリハリをつけるかが課題ですが、ケイタイで写真を撮る人と花のアップとを折り混ぜて編集されている等、工夫されています。しかし、同じ様なカットが並ぶのは致し方ないでしょうが、作品をもう少し縮めたら如何でしょうか。 |
| 3.川口晃市さん
嵐山もみじ祭 |
これは又、懐かしの作品。7年前のOVC撮影会作品で、まだ未発表の作品とのこと。嵐山渡月橋より上手で行われた平安ムード一色の秋の一日。思い出しました。今から7年も若く元気な時の撮影会でしたねぇ。これから7年後の撮影会は、はたして如何なもんでしょうか?トホホ…。こういう作品誰か作ってみませんか。 |
| 4.吉岡貞夫さん
中華街を歩く |
5月例会で発表された「東西南北」が、判り難いとの声があったので作り直したとの作者のコメントあり。横浜の中華街を描いた作品で、前作が東西南北の門を中心にまとめられていましたが、今回は、門とその街路を地図入りで丁寧に描いておられます。判りよくなったと思いますが、私には前作の方がテーマを絞っておられた分、印象に残っていて良かったように思いました。しかしお仕事で出張されるたびに、きっちりと当地を調べ撮影して来られ、立派な作品に仕上げておられるそのファイトに敬意を表します。見習わなくてはいけません。 |
| 5.田中良三さん
西郷ドンは生きている |
西郷隆盛ゆかりの地を訪ねて鹿児島まで行ってこられました。こゝは今NHK大河ドラマ「篤姫」で人気の出ている所です。現地のガイドさんの話をうまく使って判り易く構成されています。西南戦争にまつわる史跡、西郷屋敷跡、銅像など、史跡めぐりウォーキングに参加されたようです。剣道保存会の様子など、西郷さんは今でも市民の心の中に生きている雰囲気が伝わってきました。 |
| 6.堀 皓二さん
約 束 |
都おどりのちょうちんから舞妓さん、子供の声で″舞妓はんになりたいヮ、大きくなったら舞妓はんになろうナ、うそついたら針千本、ユビキッタ!″みたいな声が流れてタイトル「約束」が…・。そして10年後の若い娘さん2人、京都南禅寺インクラインを歩いています。そしてお化粧シーン。修業を積んで遂に舞妓はんに。今日は初めてお座敷へと祇園街を歩く2人、とある料亭の玄関先へ、すぐに出てきて、テロップで「反省ばかりやったナ」と落ちが出ます。 堀さんらしいドラマ仕立てで面白いのですが、お座敷場面が撮れてないので少々無理だったように思います。むしろ、子供の声で「大きくなったら一度でえゝから舞妓はんのかっこうしてみたいヮ…」と云わせておけば、無理に本物の舞妓修業までさせなくともよかったんではないか、とも思われますが如何でしょうか。しかし、堀さん、色々やりますなぁ。参りました。 |
| 7.増池 茂さん
矢田寺 |
今月から正式に新入会された増池さん、挨拶替りに早速持参されました。ご存知のあじさい寺、矢田寺。他クラブで上映したときの意見をもとに作り直しましたとのコメントあり。がっちりと三脚を使って撮影しておられるので花のアップなど安心して見ていられます。美しいアジサイの花が次々に出てきます。こういう花の作品は、きれいですが、変化が少なく、よせ集めの感になりがちです。もっと古寺の雰囲気とか観光客の表情とか仕草とか変化をつけられて、矢田寺らしい雰囲気のある情景描写をされたらもっと良い作品になるように思いました。BGMはマッチしていたと思いますが、ラストはBGMのフェードではなく、きっちり音楽の方も終りたいものです。 |
| 8.山本孝子さん
漁港の1日 ムイネ |
ベトナムのムイネという漁港。竹で編んだ丸い小舟に乗って漕ぐ女、魚の水揚げ、選別作業、浜辺の朝は女たちの仕事場です。ベトナムの民族衣装アオザイを着た女学生が浜辺を歩いて登校しています。そのあと、のんびりと網の手入れをする男たち、豊かな海辺の一日を描いた優れた作品でした。出席簿とエンドタイトルの所には「漁港の1日、ムイネ」とありましたが、映像のメインタイトルには「漁港ムイネ」とあったと記憶していましたが、私の見落としかも知れません。ラストカットはヤシの葉の繁る海浜の夕景がきれいでしたので、「〜1日」でもよいですが、タイトルが長くなりますので無い方がよいように思いました。 |
| 9.有村 博さん
水の構図 |
昨年行かれた中国九寨溝、黄龍方面の撮影旅行の集大成とのこと。雄大な景観、色彩豊かな湖と山の風景、青く澄んだ湖面、とうとうと流れ落ちる滝、石灰石で造られた棚田模様の造形美、さすが中国の誇る自然遺産です。うずまき状に流れる水の模様や水に映った山影などを意図して「水の構図」というタイトルにされたと思うのですが、この作品の場合は少し違うナという思いが致しました。「水の構図」が主題であれば、もう少し抽象的な部分のアップを採り入れるべきだし、ロングの風景や色彩の美しさが「水の構図」のねらいを減少させてしまうのではないかと思うのです。またラストに「5月の四川大地震でこゝはどうなったのであろうか」というテロップが流れてエンドマークとなりました。これを出すなら、それを活かした構成の仕方もあったのではないかと思いました。いずれにしても大地震前の貴重なる映像ですし、大地震後は途中の道路の崩壊や建物の被害で当分観光客は行けないとの事なので、いゝ時に行かれた思い出多い作品であることは間違いないでしょう。 |
| 10.天草 稔さん
金閣寺探訪 |
金閣寺のことをよく調べて作品にされていて感心致しました。おかげで今までよく知らなかった金閣寺の色々な知識を得ることが出来、大変勉強になりました。建物の内部や仏像など撮影が困難なので絵ハガキや写真など多く採り入れてあるのは致し方ありませんが、写真の端部の外側が写らないよう少しアップ気味に撮ることと、いかにも写真というイメージを薄める意味で、壁に写真を貼り、その下にローソクでも灯して空気を動かせながら撮影すると、もう少し″実写″らしく映るかも知れません。一度ためしてみて下さい、仏像の写真などは特に効果があると思います。 |
| 11.奥 宏さん
咲くやこの花館を訪ねて |
この秋に予定されているOVC撮影会会場、鶴見緑地公園内にある施設です。この館は私の元の勤め先が建設を担当したので、鉄骨建方に苦労した思い出があり、懐かしく拝見致しました。睡蓮の花など美しい植物をうまく撮影されています。ガイドさんの説明を上手に活かして構成してありますので判り易くなっています。ラストカットは作者の去り行く後姿で終っていますが、ご自分を出すなら早い段階で正面からの姿を観客に紹介しておくべきでしょう。 |
| 12.板谷 濶さん
もみじ池くもりのち雨 |
もみじ池という池のほとりにあじさいの花が咲いています。あじさいの花は曇り空が似合います、とナレーションがかぶさります。池にはハスの花も咲き鴨も泳いでいます。又、ポンプ循環による小川のせゝらぎが池にそゝぎ変化を与えています。しばらくして雨が降り出しました。雨にぬれたあじさいの花は一層の風情があります。詩情豊かな作品で大変結構でした。 |
| 13.河合源七郎さん
八戸三社大祭 |
青森県の祭りはどこも派手で豪華な祭りだ、との印象を持ちました。出場者のコメントで「青森はどこもお祭りで、おいしいものも一杯ですよ、どうぞ青森を楽しんで下さい」と言っておられました。新羅神社のお祭りでしし舞いを先頭に街道を祭りの行列です。そして華やかに飾り立てた大がかりな山車が続きます。画面は一旦フェードして暗くなった後、子供の姿があり「あれ、皆どこへ行ったんだろう」「急げや急げ」などのコメントの文字が入りますが、それらしい子供の顔の表情がありませんので、観客の立場からは一種の違和感がありました。そして再び画面はフェードし、今度は更に大がかりな山車が出て参ります。川中島決戦という看板と最優秀賞との掲示板があり、成る程立派なものだと感じ入りました。この作品を見て題名の「八戸三社大祭」の区別がもうひとつ判り難く、特徴の説明が足りないのではないか、と思いました。さすが青森の祭りは豪華で大仕掛けだということは充分理解出来ました。 |
| 14.紙本 勝さん
吹割れの滝 |
群馬県の沼田駅からバスで40分位の所にある吹割れの滝は、かってNHK大河ドラマ「源義経」のタイトルバックに使われた滝で、左右から割れ目に流れ落ちる滝が珍しく、神秘的な思いがしたことを覚えています。大阪から遠路はるばる撮影に行ってこられる紙本さんのバイタリティには恐れ入ります。吹割れの滝周辺は奇岩がそそり立ち見事な景観を醸し出していました。こうした、こゝぞと言うところはBGMがむしろ邪魔しているように思えます。現録の水の流れの音だけの方が臨場感があってよかったように思いましたが、如何でしょうか。 |
| 15.水田哲生さん
大正琴 |
大正琴の歴史を語っておられます。明治から大正にかけて全国に流行していたのが昭和になって、ギターやマンドリンなどが出てきて大正琴は見捨てられたようです。 それが昭和40年、古賀政男が「大正琴の調べ」のレコードを出したのをきっかけに再び復活、現在では国際交流まで進んでいるとか。ひと通り歴史解説が終って画面はフェードし、字幕で私も大正琴をやっています、と紹介があり、作者自身が弾いている場面となりました。このラストカットが大変活きていました。もっとも字幕のところで今までの流れがポツンと切られ、その後の重要なカットが浮いてしまったような気がしました。歴史の流れのまゝ、自分も楽しんでいると続けた方がよかったのではないかと思います。しかし、なかなかよく出来た作品でした。 |
| 16.岡部起久央さん
天平行列 |
奈良平城宮1300年目を記念した遷都行列の様子です。過去最大の天平行列が行われた由、めずらしい天平時代の衣装を見せてくれたり、兵庫県からの赤米の献上隊の様子、飛鳥時代の衣装を着た行列、しめくくりは、賑やかなダンスで締めくくられました。行列もピクニック気分で楽しい雰囲気の一日だったようです。画面も所々に草花のアップや生花のモニュメントを採り入れたり変化を心掛けられており、ベテラン岡部さんらしいまとまりを見せていました。 |
| 以上で総ての上映を終り、喫茶組と居酒屋組に別れて2次会を楽しみました。(今月の講評・合原一夫) |