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平成22年5月8日
No. 215 |
| 今年の課題作品(葉)のコンテストは5月29日(土曜日)に開催しますが、平成7年に第1回を始めて以来16回目になります。第1回の(春)には実に19本もの出品がありましたが、昨年の(光)では7本となり、遂に出品最低を記録しました。最近の例会での出品作品の減少を考えますと、非常に心配です。皆さん作品作りに励んでください。折角の会の行事です。みんなで盛り上げてゆきましょう。 |
| ■6月例会のお知らせ |
| 6月例会は12日(第2土曜日)の午後6時より難波市民学習センター(OCATビル4階)で開催します。10分以内のミニDVテープによる作品を持ってお集まりください。出席表の題名の横に音声の明細(16,12ビットの1か2かミックスか等)と(DV)(W)(HDV)を必ず書いてください。 |
| ■課題作品「葉」のコンテスト開催 |
| 5月29日(第5土曜日)の午後6時より何時もの例会場で開催します。10分以内の作品を作って参加してください。作品のない方も当日出席して互選に参加してください。大勢の会員さんの集まりを期待しています。 |
| 8日(第2土曜日)午後6時よりいつもの例会場で開催しましたが、出席者は見学者1名を含む18名、出品作品は9本でした。司会は合原さん、書記、関さん、技術、吉岡さん、受付、坪井さん、紙本さんの担当で行いました。
※ |
| 1.川口晃市さん
桜の通り抜け |
造幣局の桜は八重ですから種類ごとに開花の時期が多少違いますが、今年はどの桜も平均的に咲き揃ったのでしょうね、たいへん綺麗な花を堪能させていただきました。 一方通行で三脚は使用禁止。人が多い時は“立ち止まらないでください”とガードマンががなりたてるなど、いろいろ制約のある撮影場所ですが、この日は案外ゆったり撮れているような感じでした。したがって花を撮影した量も比較的に多かったのではないでしょうか。今年の花に選ばれた「都錦」や新たに加わった「須磨浦普賢像」なども他の花と同じようなタイミングでカットされてありましたが惜しいですね。話題性を持たすためにももう少し構成の工夫が必要だったと思います |
| 2.紙本 勝さん
近江10宿 |
作者がお若いころ、妻籠・馬籠を旅してその魅力にとりつかれ、いつかは中山道69次をくまなく訪ねてみたいと考えておられたそうです。それが今回決意も新たに、いよいよ京都三条大橋から江戸日本橋までの逆コ−ス135里32丁、535kmにもおよぶ壮大なてくてく歩きが始まりました。弥次喜多コンビと高山彦九郎の銅像に見送られ、まずは平安神宮の大鳥居、蹴上げのインクラインと辿ります。昔、九条山の急坂を過重の大八車が登り降りするのは難儀だろうと石を敷き詰めた車石(舗装道路)が、実は近江商人の寄付によって成し遂げられたことにしばし感銘を受けながら天智天皇陵へ。作者はそこからは疎水沿いに街道を離れ、赤穂浪士ゆかりの瑞光院、毘沙門堂にまで足を延ばしています。四ノ宮から近江との境界になる追分、逢坂峠“これやこの行くも…知らぬも逢坂の関”の百人一首で知られる盲目の琵琶の名手、蝉丸を祀った関蝉丸神社を訪ねたあと、大津に入ってこの回を終わりますが、その距離およそ18km。ご自分の姿も撮りながらですから遙かにそれを上回るでしょう。それでも最初の宿場に着いただけですが、なにしろ作者の足は超人的。これからの展開が楽しみです。 |
| 3.井脇 務さん
春の京都 哲学の道 |
言わずと知れた桜の名所。日本の道100選にも選ばれています。ここは季節を問わず多くの観光客が訪れますが、作者が撮影したこの日はちょうど桜が満開でとくに人が多かったように思いました。哲学者西田幾太郎がこの道を散策しながら思索に耽ったことからこの名がついたとか。しかし今はもの想いに耽られる静寂のたたずまいはどこにも見当たりませんね。最初の1分間ほどと、ラストの1分ほどにナレーションがありましたが、これならもう無くても良いかな?という感じです。題名が内容のすべてを語っていますから。 |
| 4.堀 皓二さん
19歳の挑戦 |
昼間はピザの宅配、夜は近くのボクシングジムに通うごく普通の真面目な少年。いつかは亀田興毅と対戦したいと、すこし強気な将来の希望を話していました。彼の階級はミニマムというフライ級の中で最も軽いクラス。47.6kgがリミットだそうです。プロボクサーの検定にも合格し、初の公式試合に向け日夜練習に励む一途な姿に好感が持てます。見る者が無意識のうちに映像に引き込まれるのは、なによりも内容がヒューマンドキュメンタリーであること。しかも計算された撮影技術、余計なものを排した編集力、そして判りやすい言葉で話しかけるナレーションなどの相乗効果でしょう。一連の作品から最近の作者はこの分野での確立を目指している風にお見受けしました。少年は残念ながら試合に敗れましたが、これによりあとの作品につながる可能性もあります。ぜひ連作を見せて頂きたいと願っています。 |
| 5.有村 博さん
楽しい遊園地 |
まず家族に見てもらって意見を問うと散々な答えが返ってきた。という前置きがありました。生駒山上遊園地のジェットコースターが基になっていて、それにその他の乗り物や遊器具で遊ぶ人びとがP in Pで出てきます。普通P in Pとは画面の隅に解説のための副映像として用いるのですが、ここでは画面中央にドカンと大きく現れ、コースターの轟音と女の子のキャーキャーという叫び声、それにテンポの早い音楽で全編が覆われている格好でした。せっかく天気はいいのに、なにか騒々しいという印象だけが残っています。ご家族の意見に間違いなかったですね。 |
| 6.河合源七郎さん
吉野山 花散歩 |
ここは殆どがやまざくらですから花の個々にそめい吉野のような華やかさはありませんが、山全体を見るとき吉野山特有の美しさに感慨深いものがあると思います。作者もそれを意識されたか、ロングが主体でした。後半に寺のお堂らしきものが1カット出てきましたが、あれの意味は何だったのでしょうね。全体のバランスから考えても不要としか思えませんが。 |
| 7.吉岡貞夫さん
歴史ウォーク 根来寺 |
和歌山県北部の岩出市にある新義真言宗のお寺。空海の弟子覚攫(かくばん)によって開かれたとありますが、起伏に富んだその立地状況が城郭に匹敵するところから戦国時代は武力を本業とする僧兵たちが跋扈。これを危惧した豊臣秀吉の焼き討ちに遇い、大塔や大師堂などを残しほとんどが焼け落ちたそうです。いつものように懇切丁寧に描き出す作者の映像ですが、今回は三脚が使えなかったからでしょうか速度変換や静止画が目立ちました。普段、歴史ウォークとは飛鳥や山の辺の道のような散在する遺跡などを巡り歩くことを指すと思うのですが、この作品の場合は根来寺のみ。ですから、史実を強調したいのなら「歴史探訪」の方が合っていたかもしれません。 |
| 8.柴辻英一さん
春爛漫 花よりビデオ |
桜が咲く牛滝山の撮影会作品。といっても現場の風景が主題ではなく、参加した人たちを撮った撮影会風景、おなじみの面々がモデルとして現れます。なにか一工夫して少しでも人より良い映像をと、考えはみな同じ。それぞれがポジションをいろいろ考えて撮っておられました。この種の作品は作者のお得意とするところ。軽快なナレーションが耳に心地よく響きます。ラストは集合写真で締め括って「おつかれさん」。 |
| 9.岡部起久央さん
桜時の伊賀上野城 |
「桜とお城はよく似合う」冒頭の作者の言葉です。全国に新旧大小どれだけの城があるかは判りませんが、どこの城にも桜はあるはず。つまり城と桜は日本人の心のなかにある原風景なのかもしれません。この城は昭和10年につくられたものですが、同時期に建てられた鉄筋コンクリートの大阪城とは違い、木造白漆喰塗りで安土桃山様式の立派な天守閣をもち、日本100名城のひとつに数えられています。別名は白鳳城ですが正式の名は「伊賀文化産業城」なんとも味気のない名前ですね。それは公が造ったのではなく民間の一個人の寄贈によるものだからでしょうか。いつも安心して見ていられるのがこの作者の作品ですが、気になったのがただ一つ。川端康成の碑文に何の説明もなかったことです。季節がら当然でしょうが、今月の例会は桜に始まり桜で終わることになりました。 |
| 以上で総ての上映を終わり、いつものように喫茶組と居酒屋組に別れて2次会を楽しみました。 (今月の講評・関 剛) |