平成22年6月12日
No. 216

 本格的な梅雨期に入りうっとうしい日が続いています。お互いに健康には留意しましょう。例会での出品数が今年の2月に9本と、歴代初の10本を切りました。そして4月7本、5月9本、6月7本と低迷しています。原因はそれまで毎月の様に出品されていた4〜5名の方々が色々の事情で例会にも出席されない様になったからでしょう。新しく若い人の入会は期待出来ないし、趣味の会ですから致し方のない事かも知れません。
皆さんで作品を沢山作って例会を盛り上げましょう。

7月例会のお知らせ
 7月例会は10日(第2土曜日)の午後6時より難波市民学習センター(OCATビル4階)で開催します。10分以内のミニDVテープによる作品を持ってお集まりください。出席表の題名の横に音声の明細(16,12ビットの1か2かミックスか等)と(DV)(WW)(HDV)を必ず書いてください。
今月は中間休憩の後、年度総会を開催します。作品発表時間が少なくなるかもれません。ご了承ください。
年会費¥7,000.-の納入をお願いします
 7月から第19期になります。この会は皆さんの会費で運営されています。今年も会計担当の紙本世話役さんにお支払いください。なお2ヶ月経過してもご納入のない方は自然退会とさせて頂きます。どうかよろしくお願いします。
世話役の皆さんお忘れなく!
 例会日7月10日の午後1時30分より難波市民学習センターの会議室で世話役会を開催します。よろしくお願いします。
課題作品「葉」のコンテスト開催

 5月29日(第5土曜日)の午後6時より行いました。出席者は15名、出品作品は9本でした。司会は有村さん、記録、紙本さん、技術、西村さん、受付、坪井さん、紙本さんで行いました。出席者全員が一人3票を投じる互選で審査を行いました。結果は下記の通りでした。

 井脇 務 落 葉 6分10秒 秀作賞(5票)
 柴辻英一 若葉の頃から 5分00秒  
 坪井仁志 街路樹の風景 5分37秒  
 板谷 濶 葉っぱのフレディ 8分15秒  
 吉岡貞夫 青葉かおるころ 10分00秒  
 紙本 勝 青葉の笛 9分00秒 秀作賞(5票)
 合原一夫 笹だんごの葉っぱ 8分50秒 最優秀賞(11票)
 有村 博 彩る葉っぱ 6分57秒 優秀賞(7票)
 森田光春 葉っぱとそれらの花 8分30秒  
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各受賞のみなさん左から、

井脇 務さん(秀作賞)

合原一夫さん(最優秀賞)

有村 博さん(優秀賞)

紙本 勝さん(秀作賞)


 12日(第2土曜日)午後6時よりいつもの例会場で開催しました。出席者は16名、出品作品は7本でした。司会は植村さん、書記、西村さん、技術、柴辻さん、受付、坪井さん、紙本さんの担当で行いました。

SD作品  ワイド作品  ハイビジョン作品


1.川口晃市さん

鶴見緑地 その1
(4分10秒)

セレモニーを撮って作品にされる事が多い川口さん。今回は鶴見緑地で花博20周年を記念した花緑フェスタを訪ねられ撮影をされました。前半は花びらや杉の葉を敷いた美しいオブジェ、後半は建築造園会社が出品した小さな庭で構成されています。前半のオブジェは全国の子供からデザインを募集し、優秀作をボランティアの人達が色鮮やかなチューリップの花ビラ等を使って大きなオブジェに仕上げられるそうです。デザインと言い、色調と言いとてもきれいに仕上がっていました。小さなお庭の方はプロの出品だけあって小さなスペースに変化を盛り込んだ力作が多かったように思いました。ただこの部分は名称板1カットと庭の映像1カットで構成されており、どんな庭かと見ようと思ったらもう次の庭に移ってしまうので、庭の方の映像は2〜3カット使ってゆっくり見せられた方がより良い作品になるのではと思いました。川口さんの最近の作品と傾向の違うものを見せて戴きました、その2では何を見せて戴けるのでしょう。期待しています。

2.田中良三さん

石垣島の結願祭と島めぐり
(9分35秒)

結願祭は(キチイガンサイ)と読むそうです。農作物の収穫が無事終了したことに感謝し、来年の豊作と住民の無病息災を願うお祭りで27年ぶりに行われたそうです。田中さんは観光バスで観光の途中この祭りの話を聞かれ、急遽下車して祭りを撮影されました。こういう珍しい祭りを偶然撮影出来るとは田中さんには幸運がついておられたのでしょう。祭りでは総踊り、太鼓、青年たちによる勇壮な棒術が披露されます。弥勒菩薩も内地とは見かけが全く違うなど珍しく拝見しました。後半は川平湾の観光船主体で美しい風景や海底のさんご礁が見ものでした。観光船の船底のガラス越しなので、映り込みが有るのは仕方が無いことでしょう。沖縄でこう言う鄙びた祭に遭遇する事は滅多に有りませんので、珍しい貴重な映像を見せて戴きました。

3.植村朝一さん

春の食材を求めて
(5分26秒)

 春の食材も色々ですが今回の題材は筍を取り上げられました。お知り合いの方が筍掘りをされている状況を丹念に撮影されました。筍は頭が土の上に出ているのを掘るのだと思っていましたら、まだ落ち葉の下に有る状態でないと柔らかくないのだそうです。従って探すのも大変、掘り起こすのも大変な様に思いました。慣れていない方にとってはかなりな重労働でしょう。掘った筍が斜面を転がって落ちるシーンがユーモラスでした。撮影も丁寧で音声も綺麗に取れていますので臨場感が有ってよかったともいえます。最後に美味しそうな筍の煮つけが出て、夕食を食べないで例会に参加して居ましたので急にお腹がすきました。筍掘りの皆さんの奮闘の様子がよくわかる楽し作品でした。

4.井脇 務さん

初夏の大仙公園
(7分45秒)

 5月6日に撮影された取れたての作品です。私は大仙公園に行ったことがありませんので何処かと思って居ましたら、堺市なのですね。庭園は万博の日本庭園に似ているというご指摘がありましたが、きっちりと造園された良い庭園に思えました。かなり丁寧に撮影され、良い画角でつなぎもスムーズでよかったと思います。ただ所々に重複カットが散見されるので、これを整理されると更に締まった良い作品になるのではと感じました。初夏らしい美しい風景を堪能させていただきました。

5.有村 博さん

遊園地
(6分10秒)

 先月当クラブで上映された「楽しい遊園地」の改作です。まず、オープニングタイトルの後のカットがとても大胆なアングルで、その場面にゴンドラに乗った人が登場する大変印象に残るカットでした。太陽光のフレアーを生かすカット等手を変え品を変えて変化を付けられて飽きない工夫がされているように感じました。最後はジェットコースターのスピード感あふれる画面に、背景音も高めに付けられて盛り上げをされ、エンドカットは一転して宙吊りゴンドラがゆっくり移動する場面で静かに締めくくられてこれも良かったと思いました。前回のタイトルの「楽しい」が必要かどうかは意見の分かれるところでしょう。ご本人が乗り物に乗って撮影して欲しかったとの意見も有りましたが、その場合は「遊園地を楽しむ」になるのでしょうか。遊園地の楽しさがよく描写されていた好作品でした。

6.紙本 勝さん

敦盛哀歌
(4分20秒)

 前回「青葉の笛」と言うタイトルで制作された作品を短くされて歌に乗せられました。平家物語の中で熊谷次郎直実が敦盛を討ち取ろうとした時、わが子小次郎の年頃で哀れと思い一瞬逃がそうと思ったが、戦場ではままならず泣く泣く首を取ったと記されています。戦いの中の1つの救いで感銘を呼ぶ部分と思います。前作「青葉の笛」ではナレーションでここに触れられていたと思いますが、この歌ではこの部分が無いのが残念です。映像はしっかりしていますしカットの割付も適正で申し分はありません。無いものねだりでしょうが熊谷次郎直実の心情が歌に入っていればと思いました。

7.柴辻英一さん

防空壕のある画廊
(6分30秒)

 堺市に防空壕が残っている画廊が有るそうで取材されました。前半は画廊の作品の映像を長めのオーバーラップでつながれて、柔らかく詩的な表現にされています。防空壕は現在収納庫になっていて、作者の責任では有りませんが、全貌が判らないのは残念です。席上画廊と防空壕の関連付けが難しいという話が出ました。前半の画廊の展示作品の詩的な表現はそれ自体良いのですが、防空壕という無機質なものとの関連付けを更に難しくしている様に思いました。正直言ってこの2つの材料を違和感なく1作品で制作するのは至難の業ではないでしょうか。昨今日本がアメリカと戦争をしたことを知らない若者も居ると聞きます。不特定多数に見せるのには防空壕の説明が必要になりそうですね。まあ、平和な証拠でしょうか。

以上で総ての上映を終わり、いつものように喫茶組と居酒屋組に別れて2次会を楽しみました。
(今月の講評・西村光雄)